コラム & お知らせ
弁護士 守谷自由がみなさんに
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そして解決事例などをお伝えしています。
2019.06.01
一般民事事件
解決事例~契約書のない請負代金を裁判で請求し勝訴した事例~
(1)会社同士の工事の請負で、依頼者は、工事を請け負いましたが、注文者は基本工事の費用については支払ってくれましたが、追加で請けた工事分の費用を注文者が支払ってくれずに相談に来られました。契約書などの作成はしていませんでした。
(2)依頼を受けて交渉しましたが、注文者は、追加工事については、依頼していないとか、基本工事に含んでいる等の弁解をし、支払わないため、裁判をしました。
裁判では、注文者と依頼者との間での黙示の契約関係が認められ、追加工事の費用を支払えという判決が出されました。
(3)契約書がないケースでは、一般的に代金を受け取るのは難しいですが、その他の立証により、黙示の契約関係が認められる場合があります。諦めずに弁護士のご相談ください。